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●意識革命の必要性:
- 水素社会実現へ向けて、エネルギー革命は確実に進展していくであろう。この流れは、国家戦略としての側面や企業の新規事業開発戦略の背景もあって、当然のことながら圧倒的なスケールで広まっていく。しかし、同時に、とりわけ家庭用のFC装置と今後日常空間の中でつきあっていくようになる国民ひとりひとりが、もっと意識を高めて、この革命的変化の意義を把握しなければならない。自分なりの「べき論」を育てていく時、若者との対話も活発なものにしたい。地域や町内会単位で、最適なエネルギー循環や物質代謝について、建設的な意見交換がなされるように、日本社会もなって欲しい。草の根から関連情報をいきいきと交換するNPOなども、登場している。もっと、その輪が広がるべきだ。案外このあたりの先端的推進力は、辺境からマグマのように噴出してくるかもしれない。あるいは、農村や漁村や山間僻地かもしれない。メディア論の立場から、今のFC開発には「華」がない、と指摘されることがあった。華やかなアプリケーション開発につながる、フェロモンのような誘発力にやや欠ける、という意味だ。しかし、はたして、それは事実なのだろうか? 少なくも、今後は、大きく変貌する可能性があるのではないか。現時点での法外な原価水準にもかかわらず、2002年12月にFCVをトヨタとホンダが「発売」したことも、大きなモメントである。これを機に、素材メーカーなどが、一斉に大型の設備投資に走ったと言われている。欧米ではもう何年も前から、FC関連技術の開発企業に10億円単位の出資を実行するVCや事業投資会社の存在があった。企業間連携の促進のために、100億円単位の買収が行なわれるようにもなっている。まだ日本のメディアでは、そういったことを報道する一般メディアが少ないため、知る人は少ないが、決してそれらは水面下の例外的出来事なのではない。数多くの、ドラマチックな競争模様や開発劇が、諸方面で始まっているのである。まもなく、日本でも、「華」の存在に、一般の国民も気が付く時がやってくる。もうすぐ、そこだ。
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